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伊豆で最も早咲きの「土肥桜」は、土肥温泉地内最南地区の小下田に多く、早いものですと12月中旬より民家の庭先などで咲きはじめます。 この土肥桜のルーツは、八木沢小池地区の山林にあり、その桜を町内に広めたのが当時小下田に医院を開業していた佐藤萬夫先生です。 端緒は、昭和33年頃、北海道大学の名誉教授故小川義雄氏(水稲冷床育苗法寒冷地での水稲栽培法の確立)が土肥来遊の折、佐藤医院に診察に訪れた際、診察室の花瓶に飾ってあった早咲きの桜に惚れこみ、珍しい桜なのでぜひ接木で殖やしたいと申し出、殖やし始めたのがはじまりです。 土肥を訪れる人を珍しい冬の桜で迎えたいとの想いから土肥地内数10個所に植樹し、約40年経過した現在、佐藤医院、清雲寺、土肥高校、国民宿舎ふじみ荘等で約70本が長期間咲き続けます。 土肥桜の特徴は、12月中下旬から蕾がほころびはじめ、2月中旬まで咲き続けて花びらも大きくかつ花びら全体が紅く染まり美しい。また、花梗が長く一枝に6〜7個の花をつけます。樹形は傘状となり30年生のものでも5〜8メートルほどの高さです。寒避桜系の雑種で河津桜に似ていますが開花期が早いのと花弁のつけ根の重なりかたが異なるのが特徴です。土肥では、地内にある固有種の桜を活かした桜の郷づくりをすすめ、土肥桜をはじめ新品種に近年認定された伊豆最福寺シダレ桜などの苗木約1,500本が植樹され、12月下旬〜4月中旬まで咲く桜の温泉郷を目指しています。 早咲の「土肥桜」は、紅種(濃いピンク)と白種(薄い紅色がかった白)の2種類があります。
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